パイのシンプルなお菓子「ガレットデロワ」

さくさくのパイの中は、アーモンドクリーム。それだけ。

ですが、シンプル過ぎるお菓子ゆえに、パティシエの技量の見せ所。

しかも、パイのお菓子ですから、寒ーい部屋で仕込んで、上に飾りをカッターで切り込みを入れます。忍耐と技量が必要なお菓子です。

 

今年は、「ガレットデロワ」がメジャーなお菓子になってきたなぁ、、、と実感することが多かったです。

ここ数年は、毎年なじみのお客様の購入が過半数でしたが、今年は「初めて買てみるよ!」と言ってくださるお客様が多くて、ありがたいです。嬉しいです。

毎日、予約と店売りで、お正月はワイワイ盛り上がりました。

 

今日で販売が終わります。なんか寂しいな。と思います。私もこのお菓子が大好きで、好きなお菓子のトップ3に入るんです。なので、この時期はワクワクするんです。通年は、1日1台くらいは売れ残って、みんなで切って食べたりしていたのですが、今年は完売で、口に入らず…。先日、どうしても食べたくて、1台キープしました。

 

やっぱり、やっぱり、美味しいです。好きです。

今は2人暮らしなので、半分にして食べましたが、あっという間に美味しい時間が終ってしまいました。

 

このお菓子を通年食べられたらいいなと思うのですが、せめて冬の間でも…。

フェーヴと王冠が付かない  「ピチビエ」 として 作れないかな、と考案中ですが、

乞うご期待です。

※今から15年以上前、毎日「ピチビエ」「ファーブルトン」「ポンヌフ」…などを毎日焼いていた時期があったんですが、認知度が低く、毎日売れ残ってしまい、シェフの心が折れていまして…(泣き) 現在、折れたままです。